ウラハラ
ウラハラ

うちのガッコでは、『~先輩』だとかの呼び名をしない。っていうか、近隣のガッコもそうだから、漫画とかに出てくるそんなトキメキ恋愛物に密かに憧れてたりする。


勿論、口には出さないけど。




「宮澤さん?」



なんて、考えてたら、不意に目の前にぼんやりした考え事も飛んでしまうような人の顔。



「あっ、は、はいっ」



やだ、もう。


あたしは、多分一瞬で真っ赤になった筈。だって頬が尋常じゃなく熱いし。


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