先輩(仮)





「そうだ!夏にね、合唱のコンクールあったんだけどそこで銀賞とったんだよ!!前に帰って来た時に話そうと思ってたんだけど話そびれちゃって…へへ。」


その時やっと目があった。
合唱に興味あったかな?!


「本当に少人数ってやってたからビックリな結果だったんだよ!」


「………っそ、どうでもいいけどもうここには帰ってこないから、家賃もお前でどうにかしな名義は変更してあるから。」




「……へ?」



今なんて??


「じゃ、行くわ。まあ、もう二度と会うことないと思うけど。」



「な、なん、で??どういうこと?!」



ちょっと待ってよ!!
行かないでよ、もっとちゃんと説明して!!


そう叫びたいのに全然言葉が出てこない、身体も動いてくれない。


ただ映像だけはしっかり見えていて、母の出て行く姿がしっかりと目に焼きつき玄関のドアが虚しく閉まった。






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