文恋



おもむろに携帯を開いた。

急に思い立って、
恋愛相談の掲示板に行った…


自分の悔しさを、
辛さを、
誰でもいいから、
誰かに受け止めて欲しくて、

誰かに同情でもして貰って、
自分を正当化したくて、

全てを書き込んだ。



自分がしている事が、
どれだけ哀れで惨めか知ってるよ。


でも、
何も怖くない。

もう落ちるところまで
落ちたから…。




書き込んですぐに
回答が沢山返ってきた。

誰だか分からない、
ここの文面からしか
状況の分からない人に、
励まされて…

でも嬉しかった。
相手にされているって事が。

泣きながら読んで、
一人一人丁寧にお礼をした。



< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

あなたへ…
娃妃/著

総文字数/2,030

詩・短歌・俳句・川柳9ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop