アリス逃走中
その後も歩いたがまだ着かない。
何も考えないでただ歩くのはつまらなかった。
「…そういえば、王様初めて会った時とさっきじゃまるで別人だったな。…まるで何かにとりつかれたかのよう………?」
ふとアリスは立ち止まった。アリスは大体考えるときは考えることに無意識のうちに集中してしまい、別の行動を止まってしまう。
今回も誰もいない暗い道の途中で立ち止まった。
「──そういえば、俺もさっきそんな感じだったな。…何か関係があるのか?」
その場に立ち止まった考えるが、答えは出てこなかった。
"いつかわかる"そんなことを信じて、今は早く帽子屋の所へ行かなければならないのでアリスはまた歩き出した。