天然少女の憂鬱
ブォーーーン
ギギギーッ
…こういう類(たぐい)の音を除けば、ね。
倉庫が見えてきたあたりから聞こえていた音は、今は間近に居るから耳がおかしくなりそうなぐらいに大きく響いている。
「ゆ…っ、…っとし…で行…!」
「え?何?聞こえない」
「ゆーあっっ!!!ぼーっとしてないで中に入るよ!!!」
「…!!…うん、分かった。」
耳元で叫ばれたせいで、鼓膜が破れるかと思った。
外ほどではないけど、倉庫の中もバイクが50台ほどあった。
みんな楽しそうにバイクを弄っていた。