先生にキス〈5〉

そっか…。
そうだったんだぁ…。


柊平は、いつでも落ち着いているっていう印象ばかりだったんだけど、本当は私のこと……


そんな風に思って接してくれてたんだ…。



「あっ!幸歩〜、笑ってる。」


柊平は人差し指で、私の頬をプニプニと押した。


「なんかね…、柊平が高校の頃の気持ちを話してくれたことが嬉しかったの。」

私が知らない柊平の気持ち…だもんね。



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