リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・2(中学生)
「何か…ときめきを感じないのは何故?」

首を傾げながら、彼の自主トレの様子を見守る。

部活が無い日の休日は貴重だ。

でも最近じゃ、彼の自主トレデートばかり。

別に行きたい所とか、したいことがないから、OKしてたけど…何か恋人っぽくない。

バスケットゴールがある公園は、住宅街から少し離れている。

そのせいか人気が少なく、彼が自主トレをするには格好の場所。

彼は1人、ボールとゴールを必死に追いかけていた。

アタシはベンチに座り、ぼ~っと見ているだけ。

恋人になってから、二年の月日が流れた。

一応恋人らしいこともしているけど…何か倦怠期というモノを感じている今日この頃。

「ふぅ…。休憩にすっか」

「あっ、うん」
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