ありったけの愛を込めて





「合宿のクラス、Aに入っちゃったの。普通喜ぶとこなのに、喜びたいのに普段Bなのについていけるわけないって考えちゃって……そしたらだんだん、何であたしはAになったんだろうって考えて、もっと賢い人いるのに何であたし何だろうって………結局恐くて逃げてるだけなの」







「俺は、お前が本当にBが良いんだったら無理にAに行かなくても良いと思う。でも、お前にちょっとでもAに行きたいっていう気持ちがあるんだったら、俺は頑張ってほしい。
そりゃ恐いよな。合宿でついていけなかったらって考えてしまうのも当たり前だと思う。でも、俺が最近見てきたお前は無理な事もやりきって驚くほど成長してきてるんだよ。
塾長は多分そういうお前を見てAでやっていけるって思ったからそうしたんだろ」
















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