ー雪女郎ー 雪洞と凪
その後・・・
「叔母上様。」










翌日の昼下がり。









お涼は、凪に連れられ自宅へと戻っていた。









「雪洞さんって、どんな方?」









「貴方も見たとおりの方ですよ。」








凪は、微笑んでいった。








「・・・そう簡単に推し量れる人ではないような気がするんです。」










凪は、楽しそうに笑った。









「ふふ。分かってるじゃない。そう・・・それがあの人よ。」









「雪洞。」










凪の言葉に、足を止めた一人の女性が居た。








「あ、貴方は・・・」









その女性のつぶやきに、凪は振り向き、瞳を和らげた。









「久しぶり。」
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