イケメン倶楽部



「…失礼します……」
「あら、可愛らしいお客様ね。」
「ど、どうも…」


中にいたのは、多分…いや、きっと……お姉さんなんだと思う…。


いわゆる……ニューハーフ…?!みたいな…




「そんなに恐がらないでよ♪白鳥葵ちゃんでしょ?」
「はい…。」
「私、学園長の澤田ジュリーよ。ジュリーさんとでも呼んでちょうだい。よろしくね?」
「よ、よろしくお願いします…」


ジュリーって何人だよ…


完璧本名じゃないよね…



なんて心の中で思いながら、差し出された少しごつめの手と握手をした。



「貴方のお父さんには色々とお世話になったの。だから何か困ったことがあったら相談してちょうだい。女同士の方が話しやすいでしょ?」
「はは…(笑」



貴方……女なんですか…??










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