イケメン倶楽部
「ほら、誰かいないのか〜?」
誰かって言われても…
隣で寝ている優斗をつついて起こす。
「ん〜…?」
「“ん〜…?”じゃねぇよ。」
「何か用〜?」
“何か用〜?”って…
仮にも今は話し合いしてる時間だからね?
一応、授業中だし。
前の黒板を指差す。
「あぁ〜もうそんな時期か。」
「わかってんなら寝るな!」
「寝てない寝てない。目つぶってただけだから。」
いや
それって一緒でしょ…
「何してんの?」
「聖蘭祭で出し物何するかを決めるんだって。」
「ふ〜ん…」
感心がないのか、また机にうつ伏せになっている。
「出し物か…」