甘味処

いやなのにっ

「とっちゃあああんッッ!!」


無理...意味がわからない...!
な・ん・で・!
よりにもよってあたしの横がこいつ???



「ん?桜田どうした?」



どうしたもこうしたも!!
あたしはおもいっきり椅子を引いて立って訴えた。



「なんっで!あたしの横が
この裏表ヘンタイッッン!?」






ガタッ!!!




へ?



...足かっくんされ...た?
さっき立ってたのに、
今は普通に椅子に座っている状態。。。



「…すいません。先生。桜田さんが勢い余って足くじいたので
保健室連れて行ってきます。」






...は?






「きゃッ!」







「「「「きゃあああああああああああああ♥♥」」」」






っるさ!





ちょ…!まって!...!なんであたし抱きあげられてんの!?


「お前が足くじいている予定なんだから仕方ね―だろ。」


あいつが小声で言う。
しかも顔ちかずけてくるしッッ!!///



そっか…じゃあ、仕方ない。



っそうじゃない!!


あの馬鹿にのせられちゃだめだ!
だいたいこの格好相当やばい…

女子からの視線恐ろしいし。




今の状況…
お姫様だっこ+叶井の顔ドアップ



傍から見ればキスしてるように見える...


「っおろしてよッ!なんであたしが足くじかないといけないの!?」


小声で言ってから手足をバタバタさせる。
それに、勢いで足くじくってどんな人よ...。




「いいんだ?...この女子の殺気の場にいても?」





ゾクッ






たしかに本気で女の子の視線がやばいよ...。
悔しい...でも確かにここにいるのは地獄。。





「...わかった。」




するとあいつはニヤっと笑って



「えらい」




っと耳元で言って教室をでた。

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