甘味処
\ NO3 女の嫉妬は恐ろしい /
「ってこと、もうつかれた。」
さっきのことを全部、朱夏に話した。
机にバタンとうつ伏せになるあたし...。
「だいじょうぶかあ?叶愛。」
心配してくれてるのはありがたいけど、
残念ながら大丈夫じゃないよぉ...。
さっきのできごとが、いろいろと頭を回る。
嗚呼...あたしは一体何をしてたんだろ...。
「でもさー」
朱夏があたしの机に肘をつきながら言う。
「...もうあたし知っちゃってるよね?
よかったの?」
「・・・・・・・・・・。」
フリーズするあたし。
だって、
あいつに言うなってこと言われる前から、あたし朱夏に裏表性格のこと愚痴ってたんだもん!
だから…いいよね。
バレなきゃだいじょうぶ!
「だ......だいじょぶだよ!バレなきゃっ!
あの裏表変態馬鹿男には秘密ってことで…」
バレたら恐ろしいかも...でも!
たとえバレたとしてもこっちには理由がある!
「ぁ...ぁのぉ~叶愛さーん...ウシロ・・・。」
朱夏があたしの後ろを指さしてる。
なんかやたらびっくりしてるみたいだけど?。