甘味処

星桜side

最近、俺の周りの女子がまた増えた。
...うざすぎる。

俺が興味あるのは叶愛だけだっつーのに...。


クラスが分かれて正直ホッとした。
男子だけっていうのはありえね-くらい嫌だし、叶愛を見れないのは死ぬほど嫌。



だけどあの女子達からは解放された俺。
ベタベタうざいったりゃありゃしね-
とくにあいつ。上田?っていうんだっけ。あいつは変になれなれしい。お前に下の名前で呼ばれる筋合いねーんだけど。




「おいー叶井ーお前んとこによって来る女子くれよー」


最近男もベタベタくる...。女子目当てかよ。
んなほしーんなら全員やるよ馬鹿。


「あははー。」


っと受け流す。これ1番いい手なんだよな。
ちなみに俺は男子にも表。
あんまり関わりたくねーし。



「...おい。星桜。お前裏の顔になってんぞ。」



こいつは俺がまあ俺が転入してきて、
一番信頼してる相手。
神門 純(みかど じゅん)
俺と違って?クールな奴。

純も女がうっとうしいらしい。
正直こいつもモテる。


「うっせーんだよ。あー...表って疲れるから嫌だ。」


「ぷっ。まあ星桜、裏なら今の数十倍モテるよ。絶対。俺様っ!ってゆうのでな...」


純も俺の裏を知ってる。
最初からなんとなく俺に違和感あったらしいから、裏の性格のことを言っても、あんまおどろかなかった。


「お前...絶対俺で遊んでるだろ。」



「いや...だってさ。ッププ」



「あー!どいつもこいつもうっせーわ!」



俺ははっきり言って純の前ではSになれない。
純は俺を超えるドSだからだ。



「そーいやぁさ。最近女子殺気だってるよな。」





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