卒業写真-あたしの先生-





沈黙を破ったのは、秀太だった。





「悪い事?……だよな?」





秀太は悲しそうな顔で笑った。







あたしは、



『ごめんなさい。』






と言って俯いた。







「…なんとなく、分かってた。美香が俺の事好きじゃないって」





え!!!





「………美香ってさぁ、分かりやすいんだよ。」





『…なにが?』





胸がざわざわしてる。






「好きなんだろ、岡先生」







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