制服color
~1日目~

東京までの数時間、新幹線での移動だった。
車中では、女ならではの盛り上がり方で話に華がさく。
話題はもっぱら、恋愛話だった。

口下手な私は、みんなの話をぽか~んとしながら聞いていた。
そんな私に不意に声をかけられた。

「今日ね、夜男子の部屋に遊びに行くんだけど一緒にいかない??」

「へっ!?」

あほっぽい返事をした私をもう一度お誘いがかかる。

「だから~、夜遊びに行くよ♪♪」

今度は肯定的に声を掛けられた。

「ちょ、ちょっと待ってよ~ι先生に見つかったらヤバいし、そんな事できないよぉぉ
考えさせて~ι」

私の話を聞いてか知らずか、友達は目をランランさせながら、またしゃべり続けていた。

新幹線は期待と不安を乗せて、目的地「東京」へと向かう。
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