超溺愛ブラコン妹の彼氏
もぅこんな事頼まないから…今日だけ…お願い…」

最後は消えてしまいそうな気弱な声で。

「違うの。全然嫌なんじゃないから!今日だけ何て言わなくていいから。毎日でもしてあげるから。空那…私をママと重ねてるょね?甘えたかったのに私が産まれて…甘えられなくて…」
こらえていた涙がこぼれてしまい話せなくなってしまった。

話せば泣いてる事がバレてしまうから…

「紗輝ちゃん、思い違いしてる。こっち向いて?」

「嫌」

「む・け!」

「い・や!」

「泣いてるくせに」

「泣いてない」

「そっ。泣き顔何て暗いんだからわからないょ?だからむ・い・て?」

「嫌!」

「はぁ頑固だなぁ。誰に似たんだか…じゃあ実力行使でいかせてもらうか・ら」
と言った途端私の視界が壁から空那のシルエットに早変わりした。

そしてさっきの優しさに包まれた。

「あぁこの方が落ち着くぅ。紗輝ちゃんを一番近くに感じられるから」

「無理矢理向かせないでょ!」

「紗輝ちゃんが軽すぎるのぉ」

「じゃあ太ってやる!」

「いぃよぉ。どんな紗輝ちゃんでも受け入れるから」
「早く彼女作れぇ!で甘えろ!」

「紗輝ちゃんに言われなくても作らないから」

「私じゃエッチ出来ないから彼女作れ!」

「紗輝ちゃんとしたいと思うけど、しなくたってこうしたりするだけでも欲求は減るょ?」

「…」

「紗輝ちゃん、何かおかしな事考えてない?」

「…」

「言わなきゃわからないし…きっと紗輝ちゃんは悪いように考えてる…話して?スッキリして寝よ?」

「私が…産まれてこなければ良かったってと思った事ない?」

「へぇ?」

「私が産まれたからママが早く死んじゃったと思った事ない?」

「はっ?」

「空那が甘えたかった時に私が産まれて…甘えたくても甘えられなくて…気づいたらママは死んじゃって。原因は私が産まれた事だって」

「そんな事で悩んでたの?俺がこんな事するから紗輝ちゃんを苦しめてた?」

「苦しめてるのは私だょ。私何か産まれな─」

「言うな!それ以上言うな!」

突然強い口調になって私の発言を遮られた。
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