続・天使が舞い降りた。
少し走ったところで凛がそう叫ぶ。
「凛、病み上がり…」
「そうだった。じゃあ、ここからは歩いて」
俺たちは笑いながら、夜の街を早歩きで進んだ。
10分以上歩いて、ようやく辿り着いたのは俺のマンション。
周囲にマスコミがいないことを確認して俺たちは中に入った。
「やっと着いた…」
「人いなくて良かったね」
ソファに座って背伸びをする凛に、俺はコーヒーカップを差し出した。
「ごめんな。体、大丈夫?」
「うん。それより、これからのこと」
「ん?」