双子悪魔のホームステイ
「おまえ……俺様を早く追い出したくて仕方ねえんだな。」
クレイの皮肉に対し、わかりやしたかとトライプも皮肉で返す。
「長居はしねえよ。もう少しだけ……居させてくれねえか?」
「へいへい……わかりやしたよ。あちきは、旦那には逆らえやせんからね。クレイの旦那の気が済むまで居なせえ。」
諦めたように言うと、トライプは両腕と両足を投げ出してドカッと長椅子に深く寝転んだのだった……。
「あっ……降ってきましたね。」
クレイが天界に帰って三日目の放課後。
一年六組の教室で、窓の外を何気なく眺めていた結祢が言った。
「わっ、本当だ!なんか本降りになりそうな感じの雨じゃん。」
ディザスがそう言って窓に駆け寄った直後、ザーッという音と共に雨の粒が大きくなった。
「もう、本降りになっちゃいましたけど……。そう言えば……ディザス君。部活には結局入らなかったんですよね?」
うんとディザスは元気良く首を縦に振る。