双子悪魔のホームステイ
双子悪魔、降臨!!


















「『拝啓、棉葉結祢(ワタバユイネ)様。今宵、双子の悪魔があなたの家にホームステイに参ります。』って、な、な、な、何なんですか、この手紙ー!!」


ある晴れた春の日。

少し怖がりだけど真面目一筋な極普通の高校一年生、棉葉結祢の悲鳴が辺り一帯に響き渡る。


庭の犬小屋で寝ていたラブラドールリトリバーが、右耳を立てて首を傾げながら彼女を見ている。



「あっ……ごめんなさい、シルフィ。あまりに驚いてしまったもので、思わず取り乱してしまいました……。」


謝りながら、結祢はシルフィという飼い犬の頭を撫でる。



「クゥン。」


一人と一匹の間を風が吹き抜け、結祢の茶色い三つ編み髪をさわっと揺らした。
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