僕等のレイニーデイズ


「あ、真妃琉が倒れたって聞いて、毎時間きてんのに寝てるの一点張りされてん。

そろそろ起きたっしょ?」



(紗由……)


昼休みから、毎時間もきてくれたのか。

地味に感動していると、




「嘘つけ。お前一回目だろ」


「誰もうち一人でなんて言ってないじゃんよ。一時間に一人ずつは来たっしょ、って意味。
ほら、真田とか、留美とか、広江とか、蜜穂とか…(適当)」


「…うん、まぁ来てるけど」


「……ていうか、なんであんたそんな知ってんのよ」


「保健室でサボってたから」


「嘘こけ!あんたがいるなんて聞いてへんもん!」


「だって俺15分前くらいまで寝てたもん」


「え!!!まさか、昼休みからずっと!?相良がサボリとか珍しい!!てか寝過ぎやろ!」



(え!!!!)

びっくりして思わず声をあげそうになってしまった。
両手で口を塞ぐ。


……あれ?

ていうか今の話、よく考えたら相良くん、矛盾してる気が…。



「……さっきからマヒルって誰のこと?
岡本さんならいるけど」



マヒル……。
相良くんが、あたしのことを、名前で、呼んだ……。

それが、そういう意味じゃないにしても。


(……顔、熱い)





「『岡本さん』!!!???」


紗由が大声で笑いだす。



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