夜空と夜桜





「じゃ、行こっか」





俺は、夏琉ちゃんの手をチラッと見て、水族館へ入る





あー…





手、繋ぎたい……





俺って、こんなに消極的だったっけ?





こんな…中学生みたいなやつだったっけ?





でも、無理やり繋いだら、絶対嫌われそう…





そんなことずっと考えながら水族館の中をスタスタ歩いていたから、夏琉ちゃんがいないことに気づきもしなかった





「…あれ?」





ふと気づいたときには夏琉ちゃんは俺の傍にいなかった





「俺…もしかして置いてった?」





自分の事しか考えてなくて、夏琉ちゃんのことなんて全く考えてなかった





「ヤバ…」









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