悪魔? or 天使?(上)
「龍君だって。良かったね、黒崎。
あんたのこと好きになってくれる人がいて」
「余計な御世話だ、バカ」
黒崎が、ベッと舌を見せる。
うむ。いちいちむかつくね。
これは優里以来かも。
あの天然野郎、ムカつくコト山の如しだからね。
「で、何?俺に用?」
「あ、あの…ッ」
奈々はしばらく狼狽えて、
パッと下を向いてしまった。
「はぁ…、あんたさぁ…」
あたしの声に、奈々はキッと鋭く睨みつける。
小さい犬ほど良く吠えるって言うし。
あれ?弱い犬だっけ?
どっちでもいいや。どっちもあてはまるし。