悪魔? or 天使?(上)
「はぁ?何て言ってんのー?」
悪魔は面白くなさそうに眉をひそめる。
「…も…や……て……」
「はっきり言いなよ。今日みたいにさ」
悪魔の笑う声が耳に焼き付いて離れない。
言葉を耳に入れるたびに、
あたしの中の何かを壊されているように感じる。
「…もう…やめてよ…」
やっと絞り出した声はかすれ、
自分でも聞きとれるかどうかわからない程。
「あたしに…近付かないでよ…偽物」
その言葉に、悪魔が凍りつく。