悪魔? or 天使?(上)





そんなふうに意識を飛ばしていたら

いつの間にか家の前にいた。




「じゃあねー」




梨花は笑いながら手を振っている。




あたしは梨花を一瞥して、家の中に入る。




「はぁ…今日は幸せが多すぎてなんか怖い」




そのままリビングに向かい、ソファーに飛び込んだ。




「あー…」




PLLLLL♪



突然の電話に、思わず肩が跳ねる。




あたしは受話器を耳にあてた。



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