中学生!

中学生


あたしは混乱している

「げ…幻聴?」
なんだか怖くなってきた

その男のコの声は
しつこく頭のなかで響く

"中学生になる?"

「…なれるもんならなりたいし」

声を震わせながらも
男のコに返事を返してみた

"じゃあ!おいでよ!"
「…え」

男のコの声は急に明るくなり
急に重くなった頭も

急に軽くなった

そして急に携帯の画面が
明るく光りだした

「え…」

そして携帯は宙に浮かび
まぶしいぐらいに光った
「ま、まぶし…っ」

目を手で隠す


そしたらすごく体が
重くなり

気がついたら
眠っていた
そして既に朝になっていた

「…昨日のはなんだったんだろう?」
寝起きのあたしは
とりあえずベッドから出ることにした

そしていつものように
高校の制服を着替えようとしたら

「あれ…これ中学の制服だし」
眠たい目をこすりながら
おかあさんのもとまで階段を降りていく

「おかあさん、これ中学の制服なんだけど」

「は?あたりまえでしょ、はやく着替えなさい
ごはんできたわよ」


・・・はい?
















< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あなたの後ろに

総文字数/0

恋愛(その他)0ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
『片想い?上等だっつの』いつも強がりな愛莉、突然ある同級生と肩と方がぶつかり…?!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop