隣のキミ

ともだち以上



それはない
違う
守られたいと思うのは
当たり前でしょ?

だって不安なんだから







「行ってきます」


ついに来た今日という日
将吾とはおさらばだ。


授業なんて聞けない
刻々と迫る時間
1時間、2時間と
どんどん過ぎていく。



「おーい」

「…………!」

ぼーっとしている時に
ふと声をかけられ
少しびっくりしたが、
相手は片岡だった。


「お前さ…まじで今日
 言うつもり?」

「………うん。」


不安
どうしよう


片岡…片岡…片岡…


何かあったら君は
また助けてくれる?


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