LOVE☆PIECE


「よ、館山。」


明るい声に振り返ると

のんきな顔をした部活顧問が片手を上げている。

ゆっくりと近付きながら訊いてきた。


「最近、どうだ?

部活、うまくいってるか?」



俺はため息でそれに答える。



「……なワケないでしょ。

芹沢に、部をどうさせる気ですか?」


永瀬は眼鏡の奥の瞳を細めて苦笑した。

「バレたか」


その反応にも俺はわずかにいら立ってしまう。

いかん、まだまだ感情のコントロールがきかないな、俺は。

「宵悟に聞きましたよ。

興味あるなぁ、って言ったら

先生が時間とか含めて教えてくれながら
行くことを薦めてきたって。

奴を呼ぶなら俺に一言言って欲しかったんですが」



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