LOVE☆PIECE


「そだよ……ね。


先輩起こして話したいし……」






音楽の音量を徐々に落として消して……




と、







いきなり横から





ひょい、





と手が伸びてきた。





え……?






いつの間にか起き上がっていた先輩がマイクを掴む!!!





突然のことにびっくりして声が出ない。







そんな私たちを後目に先輩は話し出した。



いつも聞いてる……



あの声だ……






「ではまた明日お届け致します。



午後の授業もがんばりましょう」





プチッ




マイクボタンをオフにする長い指。






……気まず~~~い


沈黙………






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