愛しのマイ☆ドクター
『先生 おはよう!』



『うん おはよう よく眠れた?』



『うん 先生といっぱいおしゃべりしたから

なんかすっきりしてぐっすり寝たよ』



たしかに言葉どおり

今朝の美羽の顔色はとてもよかった



さっきの検査結果が一瞬頭をよぎって

いやな気がしたけど

その考えをふりはらった



『ねえ 先生 今夜も来てくれるんだよね?』



『うん また 同じくらいの時間に来るからね』



美羽との時間は

楽しさと怖さの

まるで

両刃の剣だった




彼女のあまりにも

ショッキングな過去を

どう受け止めればいいのか

わからない怖さと

彼女と二人きりで過ごせる

嬉しさは

僕の心を複雑にかき乱していた
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