愛しのマイ☆ドクター
『えっ いいよ 悪いし・・・』



僕はなんとなく

全国の美羽のファンに

遠慮するような気分になって

そう言った



『美羽のチョコ欲しくないの?』



『いや そんなことない!

めっちゃ欲しいって』



これは本音だった



『じゃあ あげるね 楽しみにしてて』



『うん ありがとう』



結局その夜は逆に美羽に

励まされるような

かたちになってしまった



帰り道で

自分が情けなくて

涙が出そうになったけど

歯を食いしばった



これからの

美羽の治療を考えたら

こんなことじゃいけないと思って

もっと強くなろうとそう思った
< 59 / 136 >

この作品をシェア

pagetop