Lovely Teacher !~先生好きです!【完】
「先生、すごく残念だけど、仕事なら仕方がないよね。でも、夏休み少しでも時間が取れたら私と会ってくれるかな?」
「もちろん!休みの日は俺の全てを美琴にあげる。行きたいところがあったら遠慮なく言って」
「うん!それと、先生のお家にも行ってもいい?」
「いいよ、あっそうだ!美琴目を瞑って右手出して・・・・・まだ開けないで?・・・・・はい目を開けて良いよ」
美琴の手のひらには真新しい四角いカードが置かれていた。
「・・・・・・先生これなんですか?」
「俺の居ないときでも自由に使って入ってきていいよってことで俺んちの鍵。なくすなよ」
「先生のお家の鍵?先生の家の鍵ってカード式なんだ・・・・・でもいいの?」
「良いから渡したんだよ!俺が補習をしているときでも勝手に入って自由にしてていいよ!オレも、家に帰って美琴が居たら嬉しいし」
「わかった、でもうれし~女子高生の憧れだもん!彼氏の家の鍵持ってるのが!」
「くすっ・・・・・そうなの?じゃあ早速今日この鍵使って家で待ってて!」
「えっ?良いの?・・・・それじゃ先生にお料理作って待ってても良いかな?美味しいか分からないけど」
「期待しているよ。じゃ気をつけて帰りな」
「うん、また後でね!さよなら」
彩たちと旅行に行けないのは残念だけど、先生の家の鍵を貰った事でより一層彼女として先生に近づいた気がした。
美琴は早速食材を買いに行く為に学校をあとにした。