Lovely Teacher !~先生好きです!【完】


≪全く、今日泊まって来ていいなんてまだ未成年の娘に言う言葉かしら・・・・
家のママは超がつくほどイケメン好き、自分が叶わなかったからって娘の私に託しすぎ「カッコイイ息子が欲しいわ~」なんて言って・・・・・一体何歳だと思ってるのよ!
私に彼氏がなかなか出来ないのを残念に思うのは勝手だけど知らないうちにお見合い写真を持ってきて「美琴この人と付き合いなさい」って言うのはやめて欲しいわ。
その相手もすべてママ好みのイケメンだけど私は自分で好きになった人と付き合いたいって何度言ったらわかるんだろう・・・・。今回、真人のバースデーパーティーに出かけるって聞いたママは飛び上がらんばかりの喜びようだったもん。
別に真人と知り合えるかもわかんないのに・・・・ママあんまり期待しないでよ。それに私の好きな人は高杉先生なんだからね・・・・≫


「はぁ~」


美琴が大きなため息をついたので高杉は「どうしたの?」と聞いた



「先生、ママと話した?家のママってすごいでしょ。なんか言ってなかった?」


「青葉のお母さん面白い、真人とうまくいかないかしら?なんていってた」


「ちょっとママまたそんなこと言ってるの?信じられない」


「そう?俺は結構好きだけどね」


「先生、ママのことは気にしないでください。ママいつもあんな調子なんだから」


「くすっ・・・青葉もうすぐ着くよ」


「えっ?案外近いんですね、なんか緊張してきた」



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