私のSweets Boy
Sweet:1

いつものように、


大学を終え、


自宅に帰り、


家の隣の、


私の両親が経営するカフェを併設した


スイーツショップの手伝いで


奥の厨房に行き


ホールを覗くと


今日も、


陽介がホールでウエイターをしていた。




陽介は、



高1のころから、ウチのお店でバイトしてる。



「いらっしゃいませ、お決まりですか?」



カフェのお客さんたちに笑顔を向ける陽介に、



ズキンと、胸が痛くなる時がしばしば・・・



そんな笑顔、みんなに向けないで・・・



来るお客さんは、



スイーツ目当てなのか、



陽介目当てなのか・・・

< 1 / 67 >

この作品をシェア

pagetop