青柳高校生徒会補助役員!!〜中〜



桜庭は居間にあるソファーに横になり、オレは桜庭の母・佳奈さんに腕を引かれ客室に連れてこられた………



佳奈:
「あらかた事情は聞いたよー♪ありがとね、京介(橘)くん♪娘を送ってくれて〜♪」

橘:
「いや………別に構わねぇーッスよ………家に帰るついでだったんで………」


って言うか、もう帰らして頂きたい………


佳奈:
「ちょっと待ってぇ〜何かお礼させて〜夕飯食べていきなさいよ♪」

橘:
「えっ………!!!???」

佳奈:
「ご両親には私の方から説明させてもらうからさー♪」



そういう問題じゃねぇー………

っつーか、オレの親がよくても[オレ]がよくねぇーよ………



橘:
「いや………結構ですって………」

佳奈:
「今夜はうちの亭主は夜勤でいなくて、遼ちゃんと2人きりで寂しいのよ〜…♪だから、お夕食くらいはご馳走させて♪」

橘:
「…………はぁ…………」





2人きりか………


それは必然的に、桜庭が一人っ子だと言うことを指していた………


ふーん…………







佳奈:
「ほら♪お家の電話番号教えて♪私が連絡してあげるから〜♪」


話をどんどん進めやがって………

オレは仕方がなく、佳奈さんの取り出したメモ帳に自分ん家の電話番号をツラツラと書いて渡した。


佳奈:
「はい♪ありがとーそれじゃあ、居間で待っていてくれる〜??」

橘:
「…………はい…………」



オレは言われるがまま、桜庭のいる居間へと戻ったのだった…………
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