青柳高校生徒会補助役員!!〜中〜


橘:
「桜庭………立てるか………??」

桜庭:
「ハァ………ハァ………」


ダメだこりゃ………

しゃーない………


橘:
「…………ほら…………掴まってろ…………」


オレは腕を桜庭の脇から肩に通し、ゆっくりと立たせてやった。

このまま、2つ下の階の保健室に連れて行かねばならぬのだ…………


橘:
「転ぶなよ………??」

桜庭:
「ぅ………ぅん………」




そう弱々しく返事をする桜庭は、いつもの威圧感の全くないツッパリ態度とは打って変わって柔らかいものだった………




これが所謂、[ツンデレ]か……??






まぁ………そんなことはどーでもいい…………




いつの間にかオレは、生徒会に頼まれた仕事をスッカリ放置し、桜庭を保健室に連れて行くのを優先していた………






っつーか、オレもケガしているんだがな…………
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