Don't leave
自分がとてもイヤらしい女になった気がして、


いや

実際イヤらしいのかもしれないけど、


まるきり無自覚だった自分を改めて振り返ると、

こんな私を彼はどう思ってるんだろうとビビらないでもない。




でも、隙あらば私の体に触れてこようとする悪戯っ子のような…つかささんの様子を思い浮かべると、


きっと、


私達って似た者同士ねと笑わずにはいられなかった。






私達の関係はいつも、いつだって順調だった。


特に大きな喧嘩をする訳でもなく、

いつだって私達は仲良く寄り添ってた。



でも、そんな私達には珍しく、ちょっとした揉め事が起きたのは…


6月になってから。





事の発端は、私がゲームサイトに登録して、あるゲームにのめり込んだ事だった。


以前から私はゲームサイトに登録していたのだけれど、

勿論そのサイトは引き続き楽しんでるのだけれど、


別の会社が運営するゲームサイトの…とある人気ゲームが、気になって気になって仕方のなかった私。


すでにそのサイトに登録しゲームを楽しんでいた彼に、


事後報告をした。



それ自体はさほど問題はなかったのだけれど…



< 226 / 229 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop