星は輝く・・・

02,告白

あたしの携帯に、一通のメールがきた。



非通知と記されたメールを開けると、



【この事誰かにチクッてみろ。この写真バラまくからな】



それと、あたしがレイプされた写真が添付されていた。
・・・長谷川さんか、あの男達だ。





もう大して驚かなかった。
でも、あたし空に言っちゃったよ・・・・・・?

長谷川さんが、とは言ってないけど・・・。




レイプされた事、皆にバレたらどうなるんだろうなぁ・・・・・・。




きっとまた変な目で見られるよね。




別にいいよ。
今更隠すことなんて、ないよ。
てかいらないよ。


あたしは静かに携帯を閉じて、布団に潜って瞼を閉じ、眠りについた。




――――――――

―――――

―――



夢を見る事もなく、うなされる事もなく、あたしは目を覚ました。




時計を見ると、寝た時刻から、約六時間くらい経っていた。



多分、ここ数日の疲れが出たんだと思う。
最近ろくに眠れなかった。


下に下りると、お母さんの包丁を刻む音が聞こえた。





あたしの家って、いつも夕ご飯作るの早いよね。





「あら、おはよう。何で今日早く帰ってたの?私全然気付かなかった」





「しんどかったから早退させてもらった」




「え、大丈夫なの?」



「うん、寝たら元気出た」



あたしお母さんには嘘つくの上手なんだよね。何故か。




無償に何か食べたくなってきて、あたしは冷蔵庫を漁る。

・・・でも何もない。
あたしの家って必要最低限の物しか置いてないから、なんか腹立つ。




あたしは部屋から財布を持って来て、コンビニに行った。


いつもの自転車に乗る。



家が便利な所にあるから、コンビニもデパートも近くにある。

コンビニは三分もあれば着く。

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