実らない片想い ~紗々の恋と友情~
「「確かに!」」

大きく頷きながら言う、茜と桜井君。

こういう時だけハモるんだから……。

『そんな事無いよ!ね?美羽?』

美羽に助けを求める。

「え…あ、えと……」

『嘘でしょ~!?美羽まで……』

ガクッとそう言いながら机に突っ伏す。

そんなあたしを見て、みんなが笑っていた。

そんな何気無い毎日が本当に楽しかったんだ……。

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