KING CASTLE

「絶対許さないわっ。あなたの隣にいていいのは美男子って決まってるのよっ!」

絢芽先輩は興奮しながら語り出した。

「いい?綺麗系か…クール系の美男子!そう、会長のようなっ!」

…はあ?

突然出てきた名前に、眉を寄せる。

会長って、…伊吹ぃ〜?

「なんでですか!」

「あのね、妃芽ちゃん。可愛くて小動物系の女の子に並ぶのは、会長のような裏表のある美形って相場が決まってるわけよっ!」

「や、相場って…」

「それにねっ!ああ見えて独占欲の強そうな会長と、ツンデレ系の大きな瞳の女の子っ!絵にならないはずがないわっ」

ツンデレ系って、どこが。

毎度ながら絢芽先輩のビジュアルトークには溜息がでる。

龍聖も苦笑いを浮かべながら、チラチラと伊吹に助けを求める目をするけれど。

気付いているのかいないのか、書類から意地でも目を離そうとしない。


「とにかく!私、整った顔の男は全てチェックしているの。この生徒会がその上位の集まり。つまり、外の男子にこれ以上の顔はいないの!」

そんなことは重々承知。
最高級の美男子ばっかりここに集まってるんだから、当たり前だ。


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