Time to be in love
少し内緒なことがある。



さっきドラマのきめ台詞のような言葉を言ったやつに。



私の最大の敵に。



ほんのちょっと、ほんのちょっとだけときめいた。



強い視線が、まっすぐ私を見る目が強く感じられて。



「アハハ、最近私も現金なやつになってきたかも」



自分を罵りながらも本心では思っていない自分がいる事に苦笑いする。



これから私は多分まっすぐの道ではないと思う。



それでも私は走り続けるのだろう。



16年は私を生んだ両親から、これからは私を育ててくれた不器用なお母さんのために。



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