忘却は、幸せの近道
私は、友達の言うとおりの格好をして、普段からあまりしないメイクをちょっとだけ念入りに。


私は、人を待つのはいいけど、人を待たせたくないから、待ち合わせより少し早くつくように駅にむかった。


このペースなら、10分前には、着くかな?


時間を確認しながら、ちょっとだけ急いだ。


待ち合わせ時間の10分前が、私の中の待ち合わせ時間だから。


先輩を想いながら待つのなら、幸せだから。


そう思ったけど。


先輩は、すでに駅前にいたのだ。


ドキドキが早くなる。


嬉しすぎる。


私だけじゃなくて、先輩もって、勘違いしちゃう。


「せ....」


先輩に近づき、声をかけようとした。


「ねぇ。
君一人?」


綺麗な女性が、先輩に声をかけた。


私は、とっさに隠れてしまった。


だって、先輩と待ち合わせをしてるのが私だなんて変よね?


「今から、彼女とデートなんで。」


不機嫌そうに答える先輩。


「そんなのほっといて、私と遊ばない?」


余程、自信があるんだ。


まあ、本当に綺麗な人なんだけど。
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