ブックオフに恋してる

お会計でございます

本の題名は「恋愛の方程式」

なんだかありがちなタイトルだ。

「105円お願いします。」

違う男性店員さんだった。彼じゃなくてよかった。ほっ。

店員さんがレジ操作をする。

「あれ?」

店員さんが困った声を出した。

「何か?」私も不安になって聞く。

「すいません。カードの磁気が読み取れないんですよ。」

「はぁ。」

「申し訳ありません。何回やってもダメで・・・もう一度カードを作成してよろしいでしょうか?」

「え・・・?は、はい。」

はい、って言わなきゃしょうがない。私は従った。しかし!

なんでこんな時にカードが使えなくなるわけ!カードを磁石とかにつけてないし

まったくサイアクだよーー!

不意に、店員さんが話しかけてきた。

「お客さんよかったですよ。」

「はぁ?」
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