ビター恋愛~過酷な試練~㊤
ゥィィィィン―――・…
センサー式の自動ドアがゆっくりあいた。
外の空気は冷たい。なんだか、何年も外に出てないみたいな新鮮さがあった。
「愛子・・・・、お母さんレン君のお父さんと結婚しても良かった?」
声の震えている、表情の見えないお母さんはかすかに手も震えている気がした。
「・・・・なんでそんなこと聞くの?」
「・・・・」
「・・・・良かったよ。結婚して正解だった・・――――」
にこやかに微笑めていたかどうかは、分からない。
けど、本当に良かったよ。