ビター恋愛~過酷な試練~㊤
「あ・・・愛子?!」
顔を覗き込んだ。
確かに目をあけている。うっすらとだけどしっかりと俺を見ている。
嬉しさと罪悪感が一気にこみ上げてきて
涙という涙全てをその日は出せる勢いで泣いた。
「・・・レン・・・泣いてるの・・?・・・・―――」
途切れ途切れの話し方。
酸素マスク越しでは聞こえ方が全然違う。
ドラマであるような音、そのままだ。
スースー・・・・と抜けた音がして。