ビター恋愛~過酷な試練~㊤
これ以上無理はさせまいと・・・黙って話を聞くことにした。
「トラック・・・と・・・ぶつかったの覚えてるでしょう?」
酸素マスクが痛々しいくらいに見える。
俺は首を縦に小さく振った。
「あの後・・・」
その先が聞けなかった。
恐ろしかった。愛子の・・・小さな体から一所懸命でる言葉を聞くなんて、耐えられなかった。
元気になってから、・・・それからでいい。
俺は嫌気がさして愛子の話の途中に手元にあったナースコールを押した。
ビー―――っ・・・・・・