私から私へ。~時が戻れば~
大きなトラックが信号無視で飛び込んできたのです。

嘘・・・。

私は硬直しました。

すぐに、警察と救急車が来ました。

ですがすでに手遅れ、彼女は即死だったそうです。

原型も分からないような状態。

美咲の両親は

「あなたは悪くないの。お願いだから自分を責めないでね、美咲もきっとそれは望んでいないわ」

そう言ってくれました。

みんな周りの大人は言うのです

「不幸な事故」

「誰のせいでもない」


でもただ1人

「私はお前を許さない。お前が悪いんだ。お前のせいで・・・」

そう言って去って行った人が居ました。

それは美咲の姉。

美咲はお姉さんととても仲がよく

いつも一緒でした。

私は
思い出しました。
< 2 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop