―百合色―
マナは、下を向いて何も言わなくなってしまった。



俺が席を立とうとした時、
マナが口を開けた。



『光輝…私…信じない。
光輝は私のものだから。
今は、離れてあげる。
でも…いつか奪いにくる…』



そう言い捨て、走り去って行った。


あのマナの言葉で、俺は動けなくなってしまった。


『どういう事だよ…』


マナは、俺にいつか復讐するのだろう。


しかしマナの復讐はまだ先の事だろう。


マナに恨まれても仕方がない。


分かりきった事だ。



俺は薬指にはめてあった、マナとのペアリングを外し、カバンへとしまった。



俺に残されたものは、


胸に秘めた熱い想い。


この想いを、出来るだけ早く、言おう──…
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