―百合色―
俺、坂井光輝。


百合のファーストキス奪います。



俺も瞼をゆっくり閉じ、
百合の肩にそっと手を置き、


百合の唇に、自分の唇を当てた。


その行為は一瞬で、
あまり百合を感じれなかった。


仕方ない、初めてだもん。

でも、唇が熱い─…


百合は、そっと瞼を開け、俺を見てこう言った。



『もう一回して?』



百合?
お前は何がしたいんだよ。
俺をおかしくさせたい訳?


まだまだ修行が足りないよ。


俺を本気にさせたいなら、百合も本気でぶつかってこないと。



俺は何回も何回も、
百合の唇に自分の唇を押し当てた。


嫌だというまでしてやるよ──………

百合は必死になって俺からの接吻を受け止めていた。
嫌がる事は一度もせずに─…


なぁ?見えるか?
俺達の愛を──…


見せ付けてやるよ。
これからもずっとな。


飽きるまで─…


ため息がでるまで─…
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