Heavenly sky-あたしと君に残された日々-
親より先に死ぬなんて、これ以上の親不孝はない。
『始めは自分が死んだんやって、分からんくてなぁ…』
『あたしもやで!』
疾風の言葉を遮って、目を丸くさせながら言ったあたしに『陽菜も?』と顔を寄せてくる。
疾風の人懐っこい笑顔を目の前に、少しドキッとしたのはきっと距離が近すぎたせい。
いちいち近すぎるんや、疾風は。
そう思い疾風の顔を押し戻すと、少し拗ねた表情でまた話始めた。